山国日本には意外なほどの山奥に昔から人の住む集落がある。谷間のずっと奥や、登りつめた尾根の上などに人の住む家屋を見出したとき、驚きと同時に感心や畏敬の念を抱く者は多いだろう。
生きるために山と関わってきた様々な生業。そして今だから語れる、笑い飛ばせるような苦労話。集落を訪ね、集落の有り様を、住み続けた人びとの語らいでまとめた貴重な訪問記である。
1947年、東京都生まれ。中学時代より奥多摩・丹沢のハイキングに親しみ、高校山岳部で雪山・沢登りなど本格的登山を始める。埼玉大学卒業後、社会人山岳会の奥多摩山岳会に入会。現在同会会長。たをり同人。昭文社「山と高原地図 雲取山・両神山」の調査執筆を1979年以来続けている。
[著書](すべて共著)
『日本200名山を登る』昭文社
『日本百名山トレッキングコースガイド』昭文社
『奥多摩の尾根と沢』東京新聞出版局
『山の雑学百科』東京新聞出版局
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