本の内容

野や山に咲く花に魅せられて二十五年。フィルム写真にこだわりつつ、中判カメラを携えて、東京近郊の高尾山をはじめ、東北地方や関東・甲信越地方などの野や山を幾度となく訪ね歩き、そこに咲く花の魅力を紹介します。

著者の信念は、風雪に耐えてなお美しく咲く姿を生き生きと表現することにある。その花への想いを123余点におよぶ大画面の写真で伝え、花にまつわる話や山旅での出来事をエッセイにしたためました。撮影時期や歩いたコースも掲載。

［紹介する主な花］ハナネコノメ（高尾山）、ヒメレンゲ（御岳山）、セツブンソウ（武甲山）、フクジュソウ（大ドッケ）、サクラソウ（飯盛山）、ツクモグサ（八ヶ岳）、ヤナギラン（霧ヶ峰）、リュウキンカ（黒姫高原）、コマウスユキソウ（木曽駒ヶ岳）、キタダケソウ（北岳）、ハクサンコザクラ（白馬鑓ヶ岳）、チョウカイフスマ（鳥海山）、エゾノツガザクラ（大雪山）など31か所。

著者紹介

福山孟治（ふくやま たけじ）
1946年、青森県三戸郡に生まれる。出版社勤務のかたわら、酒と温泉をこよなく愛しつつ、25年にわたり、山野に咲く花を求めて北海道から東北、中部地方の山を中心に歩き回る。この秋には生まれ故郷に拠点を移し、「みちのくの花」の写真を目標にすえて活動する予定。

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