兄の影響を受けて高校時代から山へ登ってきた著者が、四十年にわたる登山の中から印象的な風景を、斬新な水彩画と紀行文にしたためました。
「はじめての北岳」「通いつめた八ヶ岳」「八甲田山、晩夏」「最果ての利尻山」「槍ヶ岳北鎌尾根」「ヒマラヤ・トレッキング」「ぶらり、高尾山」など、パートナーの人間模様や自然を見つめる眼差しに温りを感じる、心にしみる本格的な画文集です。ギフトにもどうぞ。
1944年愛知県生れ。児童書の出版社勤務を経て独立。「本の雑誌」「山の本」の表紙イラストを創刊号より描く。水彩画、版画などの個展を毎年各地で開催。91年に『猫舐祭』で第22回講談社さしえ賞を受賞。主な著書に『てっぺんで月を見る』『やまの劇場』『北京の自転車おじさん』『へんな人間図鑑』など、作品集に『沢野ひとしの片手間仕事』『スケッチブック』などがある。
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